今まで私はいろいろなスポーツをやっていました。しかしながら一番好きなスポーツは剣道です。剣道は日本の長い歴史を持つ剣術を競技化した武道です。恐ろしい程度に第二次世界大戦戦後から剣道徐々に国際的なスポーツになっています。
私(犬ちゃん)と森川先生とグオク先輩
剣道はベトナムにおいてそこまで有名な武術というわけではありません。しかしながら、私が23歳になる頃には、すでに剣道の基礎を学んでいました。そして、日々の剣道の鍛錬は日本への留学を決心させ、幸運にもベトナムにある私の剣道教室の創設者である、森川功先生に出会うことができ、その後小金井連盟で2年間に渡る鍛錬を始めました。
小金井剣道連盟において鍛錬をおこなうことで、私は先生から身体のコントロールの仕方を学びました。剣道は競争のスポーツなので、通常の試合では、己の身体に打ち勝つことができるものが試合に勝利することができます。しかし、剣道では勝ち負けといったスポーツ以上のものがあり、道場において礼儀作法を学ぶことができました。
小金井剣道連盟で出会った人々は私に様々なことを教えていただき、最も高い段を持つ先生から“謙虚さ”と“つつましさ”を学びました。また、同じクラスでご一緒した40代の方で、お子さんと一緒に鍛錬している姿を目にし、何かを始めること、もしくは再度始めることに年齢は関係ないということを学びました。さらに、昇段審査に何度も落ちても試験を受け続ける人々を目にし、失敗に打ち勝つことの重要さを学びました。
私と小金井剣道連盟の皆さん
剣道とは人によって意味するものが異なるものであり、私にとっての、剣道における本当の意味での“刀”とは、殺すための“刀”でもなく、鍛錬するための“竹刀”でもなく、私自身の中にある“刀”であると思います。

